うつ病の種類を把握しよう【メランコリー型や非定型のうつ病】

抑うつが続く場合は受診を

医師

うつの症状と分類について

うつ病は、5人に1人は生涯に1回はかかるといわれるほど、経験する人の多い病気です。ただ、症状があっても病気だと気づいていなかったり、自覚がありながらも放置していたりする人も多いとされ、実際にはどれくらいの患者がいるのかははっきりしていません。この病気は自然に治るとは限らず、生活に差し支えたり重症化したりする場合があるので、疑わしい症状があればすぐ適切な治療を受けることがすすめられます。うつ病は、気分がふさぎこんでしまうのが特徴です。テレビを見ても面白いと感じなくなった、楽しい、嬉しいという感情が消え、自分を責める気持ちが強くなるといった症状を伴います。誰でも嫌なことがあれば一時的に抑うつ気味になるのは当たり前で、すべてが病気に該当するわけでもありません。抑うつが持続して2週間以上起こる場合はうつ病が疑われるようになります。うつ病といってもいくつかの種類がありますが、脳のパフォーマンスが低下するので、無気力、集中力の低下、不眠や過眠も起こりやすくなります。また心と体の機能は連動しているため、頭痛、肩こり、体の痛みなど身体症状がみられるのも特徴です。症状はうつ病の種類によってもまた少しずつ異なります。典型的なうつ病は、大きく分けて「大うつ病性障害」と「双極性障害抑うつエピソード」の2種類があります。一般にうつ病と呼ばれるのは前者のことです。ストレスを感じやすい性格の人に多く、近年は患者数が増えてきています。双極性障害抑うつエピソードというのは、抑うつの状態と気持ちが元気になる躁状態が交互にみられる病気です。かつては躁うつ病と呼ばれていました。うつ病と間違えられることもあれば、とても元気な時期があるので病気とは気づかれないこともあり、周囲から誤解されることも多い病気です。これらの原因ははっきりわかっていませんが、ストレスがきっかけで発症しやすいといわれています。近年は、これ以外に「新型」と呼ばれる種類の病気も出てきており、特に20〜30代の若者に多く見られるようになっています。うつのように見えても、遊ぶときや親しい友人と過ごすときは元気になるのが特徴です。症状は比較的軽く「プチうつ」と呼ばれることもあります。病気かどうか自己判断することはできません。もし抑うつの症状がみられ、以前と言動や雰囲気が変わったと感じたら、早めに精神科または心療内科の受診をおすすめします。